2020年の学習指導要領改訂で小学校に必修化されたプログラミング教育。
しかし「プログラミング的思考」が何なのか、実際の授業でどう活かすのか曖昧な教員も多いでしょう。
この記事を読むことで、プログラミング的思考の本質が理解でき、明日からの授業設計に役立ちます。
プログラミング的思考とは何か
プログラミング的思考とは、問題を小さな単位に分割し、その解決手順を論理的に組み立てる思考法です。
コンピュータを使うことが目的ではなく、物事を段階的に考える能力を育成することが本質。
文部科学省の定義では、「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要であるか、また一般化・抽象化してどのような規則性があるか」を論理的に考える力とされています。
プログラミング教育は、この思考力を養うための手段であり、コーディングスキル習得が目標ではありません。
プログラミング的思考の3つの構成要素
プログラミング的思考は順次・反復・分岐の3つの基本構造から成り立っています。
順次は「命令を順番に実行する」こと。
朝起きて、顔を洗って、朝食を食べるといった一連の流れです。
反復は「同じ処理を繰り返す」こと。
毎日の学習習慣や、野菜を洗う際に何度も水をかける行為がこれに該当します。
分岐は「条件によって処理を変える」こと。
雨が降ったら傘を持つ、テストの点数が80点以上なら合格といった条件判断です。
この3つを組み合わせることで、複雑な問題解決が可能になります。
国語科での活用例
物語の構成分析にプログラミング的思考を活用できます。
「桃太郎」を例に、起承転結という構造を「もし鬼が出てこなかったら物語はどうなるか」と分岐的に考えさせることで、物語の論理構造を深く理解させられます。
また、作文指導では「序論→本論→結論」という流れを順次構造として意識させ、段落ごとの役割を明確にすることで、より説得力のある文章が書けるようになります。
読書記録を毎日つけるという反復的な学習も、習慣化とデータ蓄積の大切さを学ばせるプログラミング的思考の実践です。
算数科での活用例
算数はプログラミング的思考の宝庫です。
かけ算の学習では「3の段を繰り返し足す」という反復構造を理解させることで、乗法の本質が明確になります。
図形問題では「正方形の条件は何か」と分岐的に考えさせることで、図形の性質を論理的に理解させられます。
また、問題解決の過程(問題把握→計画→実行→検証)を意識させることで、プログラミング的思考と数学的思考が一体化します。
筆算や計算アルゴリズムそのものが「順序を守って処理する」という順次構造の実践であることを明示的に教えることも効果的です。
理科での活用例
実験の手順書作成は、プログラミング的思考の最適な実践フィールドです。
「塩を溶かす実験」では、水の温度によって溶け方が変わるという分岐構造を意識させ、条件制御の重要性を学ばせます。
また、「もし温度が低かったら」「もし塩の量を増やしたら」という予測的思考を促すことで、仮説検証の科学的プロセスがプログラミング的思考と結びつきます。
観察記録を日々つけるという反復的な学習も、データ蓄積と規則性発見の力を養います。
生物の成長過程を「卵→幼虫→蛹→成虫」という順次構造として捉えさせることも有効です。
生活科・総合的な学習での活用例
総合学習の課題解決型学習は、プログラミング的思考の統合的実践です。
「地域の課題を解決するプロジェクト」では、問題の分解→解決策の立案→実行→評価という循環的なプロセスが自然と生まれます。
「もし予算が限られたら」「もし協力者がいなかったら」という条件分岐を考えさせることで、現実的な問題解決能力が養われます。
また、プロジェクトの進行状況を記録し、反復的に改善する過程そのものが、プログラミング的思考の実践です。
児童が「なぜこの順序で進めるのか」「どこで判断が必要か」を自問させることで、メタ認知的な学習が実現します。
💼 現場還元
授業でプログラミング的思考を語る際は、『コンピュータやアプリを使わない』ことを強調してください。
児童は「プログラミング=パソコン」と誤解しがちです。
朝の準備、給食当番、掃除当番といった日常の活動に「順次・反復・分岐」が隠れていることを指摘し、『すべての学習にプログラミング的思考は存在する』というマインドセットを作ることが大切です。
教科横断的に意識的に取り組むことで、児童の論理的思考力が飛躍的に高まります。
🎯 実戦クイズ
Q1. 朝起きて顔を洗い朝食を食べる流れは、プログラミング的思考の何か?
正解: 順次
解説: 命令を順番に実行する構造を順次と呼びます。朝の準備は順次の典型例です。
Q2. 毎日の学習記録をつける、同じ処理を繰り返すのは何か?
正解: 反復
解説: 同じ処理を何度も繰り返す構造を反復と呼びます。ループやループ処理の基本です。
Q3. 雨が降ったら傘を持つ、点数で合否を判定するのは何か?
正解: 分岐
解説: 条件によって処理を変える構造を分岐と呼びます。if文などの条件判断に相当します。
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